ここのところ、私の住んでいる滋賀県
だけではないとは思うんですが、
子供とママやパパが手を繋いでいない
ため、自動車とぶつかって命を落とし
たり、ケガをしてしまったりという
ことが続けてあったんです。
他のニュースに比べて、比較的大きく
取り上げられないので、忘れられ
がちなこの話題。
私の保育園の駐車場でも、前から
何回もあったんです。
ただ、こういうことって忙しいと
つい忘れてしまうのか、私たち
保育士がおたよりや口頭などで
お伝えしても、ママやパパが
しっかり手を繋ぐことが増える
という結果になかなかならない。
そこで今回は、この子供と手を
つなぐことについて、考えて
みたいと思います。
人混みで子どもがぶつかってしまわない
ようにするには・・・
人混みで子供がぶつかる!通りすがりの怪我を防ぐためにできることは?
叱らない子育てだと手が繋げないかも?
叱らない子育ての結果失敗にならない方法は?ポイント2つ紹介!
駐車場で子供が手を繋がない!車と接触事故が多発。
駐車場で子供が手を繋がない子供を
見かけるのは、最近では珍しくなく
なってきました。
駐車場は車がたくさん通行する場所
なので、危険だということは、分かって
いるとは思うんですが、繋いでいない
ママやパパたちはどう思っているんで
しょう。
考えられるのは、
・子供が嫌がる。
・泣かれるのが嫌。
・そもそもほったらかし。
最近私の住んでいる滋賀県で起きた
のも、駐車場での飛び出しで車と
ぶつかるという事故。
買い物先のスーパーの駐車場でも、結構
混雑しているにも関わらず、ママや
パパが子供より大分先を歩いていて、
子供だけが走ってママやパパを、追いか
けるという姿も結構目撃します。
それも、1歳児くらいのヨチヨチ歩きの
子供も1人で歩いていることもあります。
では、子供が嫌がる場合、どうしたら
手を繋いでくれるんでしょうか?
実際保育園で、繋いでいる方法を
お知らせしたいと思います。
子供に手を繋がせる方法!保育園ではこうしている。
保育園の子供たちですが、入園した時、
おうちで手を繋いでいるかいないかは
かなりよく分かります。
理由は・・
・自然に手が繋げない。
・車道の方へ飛び出そうとする。
かなりの確率で手を振り払おうと
します。
ようにする方法にはポイントが
5つあって、
・子供とじっくり向き合う。
・年齢に合った言葉をかける。
・1度では理解しないので、
決してあきらめない。
・手を繋がないと出発しない。
・手を繋ぐと決めたら、道を
歩く時は必ず手をつなぐ。
・子供だけで歩かせない。
できるのではないということを、子供の
うちから知らせておくのは、大事。
なぜなら、
年齢を重ねたからといって、
急にルールを守れるようにはならないし
何が危険なのかも理解できないから。
次に、上であげたポイントを3つに
まとめてご説明していきますね。
年齢にあった言葉をかける。
極端な話を例にすれば、1歳と5歳では
理解力が違いますよね。
例えば、車とぶつかるから手をつな
いでほしい場合、
◇1歳児◇
「車とドンするから、手を繋ぐよ。」
◇2歳児◇
「車とぶつかるから、手を繋ぐよ。」
などと、意味を同じでも分かりやすい
ことに注意しながら、子供に伝える
ようにします。
そして、このときのもう一つの
ポイント!
・話す言葉のスピードは、ゆっくり
ここに注意します。
基本的に子供の年齢が低くなればなる
ほど、短く分かりやすく伝えるのが
ポイント。
子供にじっくりと向き合う。
子供は、本来自分のしたいように動く
ものです。
それを大人の何かしらの理由により、
急がなければならない等、子供が
自分の自由にできなくなった場合、
怒ったり泣いたりします。
なので、子供と出かけるときには、
事前準備をじっくりとし、向き合う
ことが必要。
大切なところは、
・道路や駐車場など危険な場所で
手を繋ぐことを約束。
・出かける10分前には、子供にも
事前に、手を繋ぐことも伝える。
・玄関で靴を履いたり上着を
着たりしているときにも手を繋ぐ
ことを再確認する。
と、いうところで、子供に事前に
くり返し伝えておくということです。
子供には繰り返しと継続することで習慣化させる。
子供には、物事を新しく伝えたり教え
たりするときに大切なことがあるん
です。
それは・・
・くり返し伝える。
・コツコツ継続していく。
なったりすることは稀です。
いろんなことを身に着けていくことが
多いからです。
いますか?
しれません。
するよりは、毎日続ける。
なり、手を繋ぐことも当たり前になり
ます。
イヤイヤ期って手を繋がない?
多くのママやパパを悩ませるであろう
子供のイヤイヤ期。
ひっくり返って大泣きすることも多い
ですよね。
保育園でも、
さぁお散歩に行くから手を繋ごう。
いや!!(知らん顔)
と、いうイヤイヤ期あるあるが
発動している子供もいます。
このときのポイントは、
というところだと思います。
理由は・・。
・気持ちの切り替えに時間がかかる。
・泣きすぎて、子供自身も訳が分から
なくなったりするから。
確かにイヤイヤ期の子供って
何を言っても「嫌!」で返す
くらいの子供もいるんです。
でも、このときも子供の横に
そっと座って
「そっかぁ。嫌なんだねぇ。」
とか、話をして
・子供の「嫌」な気持ちに共感
・子供が好きなものを話題にしてみる。
などすると、すんなり手をつないで
くれることが多いです。
大泣きして訳が分からない状態の
子供には、イライラしてしまうかも
しれません。
そういうときは、少しそっとして
落ち着くのを待ったほうが良いことも
あります。(放置じゃないですよ!)
お茶などの水分を飲んだり、抱っこ
してあげたりすると落ち着くことも
多いですよ。
イヤイヤ期のひどい子の特徴や、対応に
ついて詳しくは、こちらにもまとめて
います。
イヤイヤ期のひどい子の特徴とは?対応方法を5ステップで保育士が紹介!
1歳・2歳・3歳の年齢別の手を繋がない対策
それでは、1歳・2歳・3歳の年齢別に
手を繋がないときの対策を考えていき
ましょう。
◇1歳◇
1歳で手を繋がないのは、自分で
歩き回りたい気持ちや、色々な
ものに興味があるから。
でも、道路や駐車場では必ず
手を繋ぎたいので、ここはママや
パパがしっかり子供に言い聞かせ
繋ぐことを習慣化してしまいます。
ここでしっかり繋げると、あとの
イヤイヤ期になっても切り替えが
早いです!
ジブリのトトロの中で歌われる
「さんぽ」の歌は「あるこう」と
いう歌詞なので、歌いながら
手をつなぐと、喜んでつなぐ
ことが多いですよ。
◇2歳◇
ここの年齢も、基本的には1歳と同じ
ように、ママやパパの子供への言い
聞かせが大事。
1歳よりは理解できるので、
・どうして手をつなぐのか。
・道路や駐車場は手を繋ぐ。
ここをポイントにして、子供に伝える
ことが大切です。
そして、1人で自由に動ける場所は
どこなのかもしっかり伝えましょう。
◇3歳◇
この年齢になると、少しふざけて
わざと繋がないこともあります。
言葉に対しても大分理解できるので
繋がないときには・・
「手を繋がないとどうなる?」
と、質問したり、
「車とぶつかりたくないとき
どうしたらいい?」
と、聞いたりしています。
一方的に手を繋ぐことを強制される
より、自分の口から答えられる時の
方が繋いでくれますよ。
そして、どの年齢でも共通なのが・・
ほしいのです。
それでも子供が手を振り払って繋がないときは?
子供が手を振り払って繋がないとき、
もちろん保育園でもそんなことが
あります。
そんなときは、
・あきらめない。
・しっかり言い聞かせる。
これが大事。
ここで、子供の好きにさせて
しまうことは、
・手を振り払う→自由に動ける
と、安易な考えになってしまい
危険から身を守ることができま
せん。
なので、振り払ってきても、
そこはしっかり言い聞かせます。
怒るんじゃなくって、冷静に。
1歳の子供だったら、もう抱っこして
しまうのもありです。
多分、おうちでは抱っこやベビーカーに
乗せていることが多いと思います。
駐車場で1人歩かせるくらいなら、
そのほうがいいです。
そこで子供が1人で自由に動き回って
大丈夫かどうか、考えましょう。
1歳で手を繋がないのは自閉症や発達障害なの?
1歳で手を繋がないのが自閉症や、
発達紹介かもしれないという事で
不安になるママやパパもいます。
結論からいうと、
自閉症児でも手を繋げる子供は
います。
だから
安易にそんな判断をしない。
もし、不安なら
・1人で抱えこんで嘆かない。
・子供に八つ当たりしない。
・地域の子供の健診などを担当して
いる課に相談
します。
その方が、絶対ママにも子供にも
いいし、しっかり支援してもらう
こともできます。
保育園では、自閉症や発達障害
だから手を繋がなくていいという
ルールはありません。
もし、保育園に子供を預けていて
おうちで手を繋がなくて困って
いるなら、保育士に相談してくだ
さい。
保育園では、どうしているのか
質問しましょう。
さいごに
そして、手を繋げたら、褒める!
「さすが!○○ちゃんは上手に繋げる
んだね!すごいね!」
こんな一言でいいんです。
そして、
・繰り返し
・コツコツ
を続けてみてください。
子供の命を守るのは親の責任です。
駐車場で子供を野放しにするのは、
絶対やめましょう。
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