私は、子どもが生まれてからフルタイムは1年で挫折し、しばらくパート勤務をしていました。
しかし、皆さんがご存知のように保育士って足りません。
今勤務している保育園は、友だちに依頼されたので働いている職場ということもあり、数か月前からフルタイム勤務に戻っています。
そんななか、子どもの小学校でもPTAがあるので、本部役員を決める会議が少し前にあり、私はとうとう本部役員にあたってしまいました。
そこで今回、PTAの本部役員を決めるという経験をしたので、忘備録も兼ねてまとめたいと思います。
PTAの本部役員はフルタイムなら免除してもらえる?
まず、多くの方のイメージとして・・。
PTAってフルタイムの
人は、仕事も忙しいし
無理じゃない?
と、いうように日中の活動が多いイメージだと思います。
私の子どもの小学校も、
- 絵本の読み聞かせ
- 本の修理、整理整頓
- ベルマークの種類分け・点数を計算
- 学校行事の準備や参加
などなど、パッと思いついたままを挙げてみましたが、日中に活動しないとダメそうなものが沢山あります。
フルタイム勤務だと仕事も融通がつきにくいことが多く、免除してほしいですよね。
私も保育士なので、平日の昼間は基本的に休みにくいです!
だがしかし・・。
残念なことに、今は共働き世帯も増えているため、フルタイム勤務というだけでは免除の対象にはなりません。
子どもの数も少なくなってきていることもあり、フルタイム勤務のために本部役員が免除されるのは難しいんです。
PTAの本部役員を免除してもらいたいときは?
では、PTAの本部役員を免除してもらえるときって、どんなときなのでしょうか?
私の近隣の小学校の場合は・・。
- 妊娠・出産
- 保護者自身の病気
- 未就園児がいる。
と、なっています。
こうなると、ほとんどの方が本部役員を免除されるのは厳しいですよね。
保護者自身の病気は、症状など細かい状況を地区懇談会などで他の保護者の前で説明しないといけないことが多いです。
そのため、なかなか言い出しにくく、持病があっても免除されていない方もいます。
フルタイムでも本部役員の会計なら出来る?
PTAの本部役員には色々な役職があります。
もし、フルタイムで本部役員に当たってしまった場合、本部役員の役職を決める会議があるはずなので、役職の説明をよく聞くことがポイント!
そのときに・・。
- 活動や会議をするのが夜間か昼間かどうか。
- 何回もあつまって活動しなければいけないのか。
- パソコン業務が多いのかどうか。
などを説明してくださることが多いので、その中で日中休みがとりにくいなら活動や会議が夜間のものなどを選ぶようにすれば大丈夫。
フルタイムの保護者の方が選ばれていたのは・・
- 会計(平日休みなしの方)
- 厚生部(平日休みなしの方)
- 広報(平日にも休める方)
- 生活環境(平日にも休める方)
- 保護者会長(平日にも休める方)
です。
会計は、エクセルを使うことが多いと話されていたので、パソコンが苦手な方は避けたほうがよいのかも・・。
会計の仕事は、予算の管理が主な仕事。
なので、
- 転校されたり、してこられたりする子どもがいる場合
- 保護者の方や先生が亡くなられた場合
- PTAの備品の購入
などがあった場合、PTA会費の計算やお金の管理なども仕事に入ってきます。
あと、次年度のPTAの会計監査の職も兼務することになります。
PTAの本部役員を地区ごと免除してもらいたいとき
ここのところ、少子化が進んでいることもあって、地区によっては子どもの数や世帯数そのものが、ものすごく少ない地区もあります。
私の子どもの学区も、少子化が進んでいる地区と、新しくできた宅地の地区では世帯数も子どもの人数も全然違います。
そうなると、本部役員を地区から出すこと自体が難しくなってきてしまうんです。
そんなときはどうしたらいいんでしょうか?
私の地区も少子化が進んでいる地区にあたり、地区ごと本部役員を免除してもらった経験があります。
でも、これは本部役員さんのフットワークの軽さや、粘り強さがかなり必要になってきます!
なぜなら、その地区をまるごと本部役員から免除することにより、他の地区は本部役員を沢山出さないといけなくなって、苦情が出てくるからです。
うちの地区の場合をまとめておくと・・。
- 前年度の地区別懇談会などで保護者に集まってもらい、本部役員免除の申請をしようと思っているということを議題にあげる。
- 地区別懇談会で、本部役員免除申請をすることが決まったら、本部役員がPTA会長に連絡を取って、PTA理事会(会長、副会長、校長先生)で話し合いをしてもらう。その理事会にも、本部役員は参加して自分の地区の状況を説明する。
- 理事会で承認された場合、本部役員会での議題にあげてもらい、他の役員に承認してもらえれば免除してもらえる。
と、いった具合でした。
本当にこのときは、何回も本部役員の方が話し合いに出向いてくださり、ようやくPTA本部役員の地区免除が実現。なかなか何をするにもハードルが沢山あることを、思い知りました。
PTAの本部役員の任期はどのくらい?
つぎにPTAの本部役員の任期ですが、うちの子どもの小学校の場合、基本的には年度で区切られています。
なので、基本的には4月1日から3月31日までの1年間ということですね。
ただ、新年度のPTA総会で保護者からの承認を受けるということになっていますので、そう考えると次年度のPTA総会までとも言えます。
小学校の入学式は、うちの子どもの小学校の場合、PTA総会の前にありますので、PTA会長は他の保護者に承認される前に既に会長としての仕事もあるというわけですが・・。
PTAの本部役員の決め方は?
PTAの本部役員の決め方について、お伝えします。
これもあくまでも、うちの子どもの小学校の場合ですので、参考程度になさってくださいね。
- 本部役員を免除される条件にあてはまる方をピックアップする。
- それ以外の保護者の中から、本部役員経験者を除く。
- 高学年の子どもの保護者から、本部役員の優先順位をつけていく。
- その中から話し合いかくじ引きなどで決める。
こんなかんじになります。
うちの子どもの地区は、子どもの人数が少なくなってきているので、子どもの学年が上がるごとに、ほぼ強制的に本部役員に当たる仕組みになっています。
なかには選挙で決める地区もあって、その場合有利なのは、やはり人間関係が良好な人!
選挙のときにアイコンタクトをしている人も実際いるので、その辺は人間関係が響いてくるのを実感しています。
PTAの本部役員をするメリットってあるの?
色々大変なイメージのPTAの本部役員ですが、することにメリットってあるんでしょうか?
小学校のPTAの本部役員をすると表むきなメリットとしては、
- 子どもたちの学校の様子がよくわかる。
- 先生に子どもの様子を直接聞くチャンスが増える。
と、いうところでしょうか。
そして、裏のメリットとしては・・。
- 学級委員を免除してもらえる。
- 地区委員も免除してもらえる。
- 小学校と同じ校区の中学校に進級する場合、中学校の本部役員も免除してもらえる。
と、いうことも。
地区委員や学級委員は、何回やっても免除にはならないので、これが全て免除になるのはとても魅力的!
このために、1年間頑張るという方が多い印象です。
PTAの本部役員の断り方はどうしたらいいの?
そんなPTAの本部役員ですが、どうしても断りたい!
そんなときの断り方ですが、円満に断るには正直に自分がPTAの本部役員をどうしても出来ないのだという理由を誠心誠意つたえるしかないと思います。
ただ、断ると後々気まずいのはもちろんです。
地区にもよりますが、やはりマイナスイメージをもたれるがゆえに、しんどいものがあります。
メンタルがめちゃくちゃ強くて大丈夫!!な方は、気にされないかもしれませんが、私はやはり気にしてしまうので・・(笑)
なので、基本的には断れないと思ったほうがいいです。
さいごに
今回は、PTAの本部役員は、フルタイム勤務なら免除の対象になるのかについてを中心にお伝えしました。
基本的には、フルタイム勤務ということだけでは、免除の対象にならないことがほとんど。
なので、本部役員を務めたときのメリットと、どうしても断った場合のメリットを自分なりに考えて決めるといいと思います。
最近は、自分の無理のない程度での参加でよいと言ってくださるところも多いですから、自分の出来る範囲で参加できる形を探していくのが個人的にはおすすめ。
本部役員の仕事で、本当に困ったことがおきた!そんなときは、会長に相談すると、ほかの役員さんが手伝ってくれることも多いです。
私も、この1年を通して自分の本部役員の経験をまとめられるような活動にしていきたいと思っています。
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