こんにちは。ベテラン保育士のせいせいです。
今日は手遊びの中でも0歳・1歳・2歳の子供たちにも親しみやすい春の手遊びを6つ紹介したいと思います。
春の手遊びは、ちょうちょがでてきたり、花が咲いたり等イメージしやすいものが多いです。
イメージしやすいものだと、子供たちにも分かりやすくより楽しんでできるかと思いますので、是非やってみてください。
なお、本来乳児には難しいと思う手遊びも入っているのですが、今回は保育園で実際やっていて、乳児でもできるようにしているコツも歌詞と合わせてご紹介していますので、チェックしてくださいね。
手遊びはなぜするの?年齢別に大切にしたいこと
手遊びは、大人と子どもとの間に大切な信頼関係を築くためのスキンシップやコミュニケーションをとることができます。
さらに、手を動かすことは脳の発達を促し、リズム感を養うことができるのです。
年齢別に大切にしたいことをご紹介しますね。
0~1歳の赤ちゃんは、身の回りの様々なものに興味を持ち始める時期です。脳の働きやリズム感の形成のために、とても重要な時期でもあるんですよ。手遊びも手の動きを分かりやすく、大きな動きにすることが大切です。
◇2歳~3歳◇
2歳~3歳頃になると歌に合わせてリズムをとることが上手になり、言葉の数もどんどん増えていきます。
指の動きを取り入れたり、動物など、よりたくさんの言葉を盛り込んだ手遊びがおすすめです。
乳児向けのコツも!春の手遊び6つ紹介
今日紹介する手遊びは、下記の6つの春の手遊びです。
②キャベツのなかから
③ちいさな庭④ちっちゃないちご
⑤いちご
⑥春
では、乳児でも簡単に出来るコツや、歌詞などもご紹介しますので、順番にみていきましょう。
①つくしんぼ
春といえば、つくしが顔を出しますよね。そんな「つくし」の手遊びです。
動画では手のひらを合わせて中指だけを「ぽっとでた」の「ぽっと」に合わせて出していますが、乳児には難しいので、手のひらを合わせて上下にあげるだけにするとやりやすいですよ。また、1番だけを繰り返して楽しみ、少し覚えてきたら順番に増やすのがおすすめです。2歳児さんでも3番くらいが長すぎないかと思います。
それでは、歌詞を紹介します。
ぽっとでた ぽっとでた つくしんぼ ぽっとでた ぽっとでた つくしんぼ ちょうちょがとんで はるですね |
上記の歌詞のラインが引いてあるところを2番、3番と出てくる動物や植物に変化させていきます。
娘の通っていた保育園での1歳児クラスの「つくしんぼ」の手遊びは、最初の「ぽっとでた」が2番、3番と変化していくので、それもやりやすいですよ。
娘の通っていた保育園バージョンの「つくしんぼ」
ぽっとでた ぽっとでた つくしんぼ
ぽっとでた ぽっとでた つくしんぼ ちょうちょがとんで はるですねむくっとでた むくっとでた つくしんぼ むくっとでた むくっとでた つくしんぼ ちょうちょがとんで はるですねばっとでた ばっとでた つくしんぼ ばっとでた ばっとでた つくしんぼ ちょうちょがとんで はるですね |
こちらは、0歳児後半の子供も一緒にやっていました。
さて、次は乳児でもできるコツをご紹介しますね。
◇乳児でもできるコツ◇
「ぽっとでた」は両手をあわせて、ほんの少し上下させ、「むくっとでた」は肩くらいまで、「ばっとでた」は頭くらいまで上下させるとやりやすいです。
②キャベツのなかから
つぎにご紹介するのは、「キャベツのなかから」の手遊びです。
キャベツも子供にとって、野菜の中では親しみのある野菜の一つなので、イメージしやすいですよね。
あおむしも、絵本「はらぺこあおむし」が有名ですし、楽しんでできると思います。
動画では、グーとパーの手を片手ずつ作り交互に変えたり、手の指をあおむしの家族に見立てて、お父さん青虫から順番に1匹ずつだしたりしているのですが、これは幼児向きですので今回は乳児向けでご説明したいと思います。
まずは、歌詞をご紹介します。
きゃべつのなかから あおむしでたよ にょき にょき おとうさんあおむし
きゃべつのなかから あおむしでたよ にょき にょき おかあさんあおむし きゃべつのなかから あおむしでたよ にょき にょき おにいさんあおむし きゃべつのなかから あおむしでたよ にょき にょき おねえさんあおむし きゃべつのなかから あおむしでたよ にょき にょき あかちゃんあおむし きゃべつのなかから あおむしでたよ にょきにょき ちょうちょになりました |
さて次は、乳児でも出来るコツです。
「きゃべつのなかから」のときに、両手をたたくだけにすると、
上手にできますよ。指を順番に出していくのも、かなり難しいです。指をしっかり分けて出すことに注意をむけるより、大人と一緒に歌ったり遊んだりすることを大切にするようにすると楽しいですよ。
最後、ちょうちょになって飛んでいくのですが、
「ひらひらひら~。」などと言いながらすると、子供も
一緒にやってくれます。
③ちいさな庭
春になると、植物も栽培しやすくなりますよね。そんな春にぴったりの、たねをまいて花をさかせる子供たちの大好きな手遊びです。
保育園では、野菜の種をまく前後によく登場している手遊びです。
最初に小さな畑を作って、小さな種をまき小さな花が咲くのですが、それがどんどん畑や種、花の大きさを変えていくため乳児の子供たちにも分かりやすく、とても喜んでやっています。
では、歌詞をご紹介しますね。
ちいさなにわを よくたがやして ちいさなたねを まきました。
ぐんぐんのびて はるになって ちいさなはなが さきました。 ぱっ ちゅうくらいのにわを よくたがやして ちゅうくらいのたねをまきました。 ぐんぐんのびて はるになって ちゅうくらいのはなが さきました。 ぱっ おおきなにわを よくたがやして おおきなたねを まきました。 ぐんぐんのびて はるになって おおきなはなが さきました。 ぱっ |
では次に乳児でもできるコツのご紹介です。
◇乳児でも出来るコツ◇
この手遊びは、先にご紹介した手遊びよりも動画のやり方でも喜んでくれるのですが、乳児の場合、もう少しゆっくりと仕草をして、歌もゆっくりしたテンポで最後まで歌います。
花が咲くときも、「小さい花」が咲くときは声も小さくして花も手を合わせて手先の指で花が咲いている表現を作ります。
見た目ではっきりと「小さい」様子や「大きい様子」を伝えると、理解してもらいやすいと思います。
④ちっちゃないちご
こちらは、我が子が1歳児のとき、保育園で教えてもらっていた手遊び歌。
映像が見つからず、音源だけなのですが、子供たちがやっていたものをご紹介したいと思います。
最初に歌詞をご紹介しますね。
◇ちっちゃないちご◇
ちっちゃないちごが いいました まだまだ ぼくたち あおいけど おひさま いっぱい あびて まっかっか まっかっか まっかっかになるぞ ちっちゃないちごが がんばって ファイトだ ぼくたち げんきよく あおぞら たいそう123 まっかっか まっかっか まっかっかになった |
次に手遊びのやり方をご紹介しますね。
◇ちっちゃないちご◇
①まず片手ずつ〇をつくる。(右手左手、それぞれで〇を作ります)
「ちっちゃないちごが いいました。」
「まだまだ ぼくたち あおいけど」
②両手を頭の上から手をキラキラさせるイメージで、胸の前まで降ろしてくる。(動画はキラキラさせるイメージの説明)
「おひさま いっぱいあびて」
③両手を自分のほほにあてて、軽くタッチする。
「まっかっか まっかっか まっかっかになるぞ」
④最後、歌詞にはないが、片手で握りこぶしをつくり、「おー!」と手をあげる。
最後の「おー!」のところは、乳児さんがするのがカワイイんです!!
絶対かわいいので、やってください(笑)
⑤いちご
次は短めの手遊びです。
こちらも表情を楽しむところがメインなので、乳児さん向き!
それでは歌詞をご紹介したいと思います。
◇いちご◇
まっかないちご つぶつぶ いちご パクパクたべたら
あまーい!
まっかないちご つぶつぶ いちご パクパクたべたら
すっぱーい!!
◇いちごの手遊びのコツ◇
・表情を、しっかり変化をつけることで分かりやすくなる。
・子供も真似しやすいように手ぶりは大きくする。
⑥春
三番まであるんですが、手遊びの場合は、1番だけをすることが多いです。
1番だけの場合は歌詞も短いので、無理なく低年齢の子供も楽しむことが出来ますよ。
では歌詞をご紹介していきますね。
◇春◇
ぽかぽか はるが やってきた かわいい ももが ふくらんで
にこにこ えがおで いいました
もうはるですよ はるですよ
ぽかぽか はるが やってきた やさしい風が そよそよと
ちいさなおはなに いいました
もうはるですよ はるですよ
ぽかぽか はるが やってきた お縁のうえで おひさまが
ぼうやに そっと いいました
もうはるですよ はるですよ
◇春の手遊び◇
「ぽかぽか はるが やってきた」
頭の上から両手をキラキラさせて胸の前まで降ろしてくる。
「かわいい ももが ふくらんで」
両手を少し丸めて合わせ、つぼみを作る。
「にこにこ えがおで いいました」
両手の人差し指で自分のほほを、えくぼを作るように指す。
「もうはるですよ はるですよ」
両手を口の周りにあてて、メガホンのようにする。呼びかけるイメージです。
さいごに
今回は、春(3月~4月)の手遊びを6つ、乳児でも楽しめるコツをご紹介しました。
乳児の場合は「くりかえし」が楽しいので、くり返し遊ぶうちに少しずつやってくれます。是非楽しんでくださいね。
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