こんにちは。ベテラン保育士せいせいです。
今日はこのブログでもよく取り上げている自己肯定感についてなのですが、そもそも子供の自己肯定感が低い原因は何なのかというところを書こうと思います。
自己肯定感を高めるというのはよく聞きますが、子供の自己肯定感を低くしてしまうことを防ぐ事で、より子育てに関しても大人のメンタルも良い状態を保てるようになるため、子供の自己肯定感が低くなってしまう原因を知っておくことは重要です。
子供の自己肯定感が低くなる原因は?
人間は誰しも無限の可能性を秘めています。
可能性が無限にあるということだけを考えて行動できていれば、すごくポジティブに行動でき、自己肯定感も高いままを維持できそうですが、実際は違いますよね。
では、子供の自己肯定感を低くしてしまう原因を探っていきたいと思います。
多くの人が日常の様々な活動の中で、多少の挫折を経験しています。そのときに身近な人からかけられた言葉で、自己肯定感が低くなる原因になっていることが多いのです。
子供にとって身近な人とは、ママやパパにあたります。
しかも、言葉をかけた方はあまり深く考えて発言しているわけではありません。
子供を否定しようと思って発言しているママやパパは、ほとんどいないのですが、実際は子供自身を否定される言葉がかけ続けられることも少なくないのです。
では具体的な例をあげて考えてみましょう。
「何をやっても出来ないね!」「悪い子だね!」と言っていませんか?
例えば、子供が靴を一人で履こうと思っているのに履けず、何回頑張っても履くことが出来ない場合、泣いたり時には靴を投げたりすることがあります。これは、靴を履くことに挫折してしまっていますよね。
このときに、子供の身近な存在であるママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃんから、「靴が履けないからって投げたらダメでしょ!あなたは悪い子だね!」と言われてしまったとします。
おそらく、子供は深くは理解していないのですが、大人が自分のことを悪く言っているということは理解できます。それが日常的に積み重なっていくわけです。
よく言われがちな言葉の一つに「何をやっても出来ない子だね!」という言葉もあります。例えば部屋の片づけをしなかったり、靴が脱ぎっぱなしになっていたりするような場合です。
この言葉も子供の存在を否定してしまう言葉です。
否定されつづけてしまうとどんなことが考えられるのでしょうか?
子供の自己肯定感が低くなる原因を少しでも減らそう!
自分を否定され続けた状態が長く続いて成長していく子供は、新しいことにチャレンジしなければならなくなったときや、困難な状態になってしまったとき、「どうせ出来ないし!」となってしまいがちです。
子供にとって、人生は始まったばかりですから新しいことだらけです。新しいことをしようしたときに、最初から上手くできないことが多いため、最初から挑戦せずにあきらめてしまうのです。
自分から「どうせ」という発言をしてしまう子供は、周りの大人からも「どうせ○○しないでしょ?」と言われていることも多いものです。
小さいうちから自分自身を否定ばかりされて育つことが、自己肯定感を低くしてしまう原因になっているのです。
■まとめ■
子供の自己肯定感を低くしない言葉を発さないようにしようとすると、最初はぎこちないかもしれません。今まで意識せずに発していた言葉を、よく考えて話すということは大変難しいです。
しかし、言葉は一度発してしまったら、もう元には戻せないため暴走した感情のまま言葉を相手に話さないようにすることが重要です。
まずは自分の言葉を点検してみることをおすすめします。
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