イヤイヤ期の子どもって、色々な表現を大人に対してやってきますよね。
そのなかには・・。
- 叩いてくる。
- 蹴ってくる。
- 物を投げてくる。
と、いったような暴動に近いようなこともあります。
そうなると、対応しているママも・・。
「もう!いい加減にして!!」
「うるさい!!」
と、イライラしたり、なかにはどうしたらいいのか分からなくて、悲しくなったりするママもいます。
今日は、そんなイヤイヤ期の
- 叩く。
- 蹴る。
- 物を投げる。
ときに、保育園では、どう対応しているのかについて、保育士目線でお伝えしていきたいと思います。
イヤイヤ期の子どもが叩いたり蹴ったりしてくる・・。
では、イヤイヤ期の子どもが叩いたり、蹴ったりしてくるときに、どんな状況で発生しているのかについて見ていきましょう。
イヤイヤ期の子どもでも、年齢によって、叩いたり蹴ったりする原因や理由が少しずつ違いますから、年齢別にご紹介していきますね。
1歳半の子どもが叩く・蹴るのは・・。
まず、1歳半の子どもが叩く・蹴るという状況になるのは、色々なきっかけがあります。
たとえば・・。
- 靴が履けない。
- やろうとしていたことを先にされてしまう。
など、自分の行動や思いが通らずに、上手くいかなかったとき、最初のうちは泣いていたり、大声で叫んでいたりします。
それが、更に子どもの「イヤイヤポイント」を高めてしまう「なにか」があると・・。
- 叩く。
- 蹴る。
の、行動に出やすいことがあります。
その「なにか」は、本当に些細なことの場合もあるので、特定するのは難しい!!
未だに私も出来ません。
保育園の子どもたちは、大体こういう感じで(笑)叩いたり、蹴ったりしてくることが多い印象。
子どもにより、「イヤイヤポイント」は全然違います。
しかも、同じ子どもでも、毎回同じではないので、まぁそのときの気分も大きいかんじ。
2歳児が叩く・蹴る原因
2歳児の子どもが叩く・蹴るという状況になるのは、基本的には1歳半の子どもと被るところも多くあります。
たとえば・・。
- ボタンが留められない。
- ズボンのゴムのフィット感が気に入らない。
- ズボンを履くときに、足を通したら、予想外にズボンが伸びた。(伸縮性のあるユ〇クロのレギンス)
など、上手くできないイライラから、イヤイヤに・・。
そして、そばにいる私たち保育士に八つ当たりのように叩いたり、蹴ったりしてくる状況になることもあります。
ただ、2歳になると周りの人とやり取りに対しても、イヤイヤを発生させる「イヤイヤポイント」が増える子どもが多いです。
2歳児は、1歳児さんより言葉で伝えられる分、友だち同士でのやり取りも増えるのですが、そうなると、自分の思い通りばかりにはいきませんよね。
そこで、イヤイヤが発生してしまうようです・・。
イヤイヤ期で叩く・蹴る場合の保育園での対応方法
そんなイヤイヤ期で叩く、蹴るということを子どもがする場合、保育園ではどう対応しているのかについて、お伝えしていきましょう。
保育園でやっている対処方法は、至ってシンプル!
簡単なので、おうちでもすることが出来る方法ですよ。
保育園では・・。
- 大泣きになっていたら、子どもを落ち着かせる。
- 叩いたり蹴ったりした行動そのものについて、ダメだということを伝える。
- どうしたらいいのか、具体的に知らせる。
と、いうように3ステップで子どもに伝えています。
具体的な方法を別記事でもまとめています。
イヤイヤ期のひどい子の特徴とは?対応方法を5ステップで保育士が紹介!
1番目に、子どもを落ち着かせるのは、
いやぁぁぁ!!
と、なっている状態の子どもに何かを伝えても、
- 話が聞けない。
- 更に大泣きする。
と、いう理由から。
そして、叩く、蹴るといった「行動」そのものを叱るようにします。
最後に、「じゃあ、どうしたらいいのか?」についての答えを伝えるのがポイント!
話が出来る子どもであれば、そのときに「どうしてそうなったのか」についても、聞いてあげるようにしています。
そうすると、
- 大人は子どもの思いに気付く事も出来る。
- 子どもは自分の思いを伝える事が出来る。
ので、子どもにも分かりやすいし、ママに自分の思いを聞いてもらえたことで、子どもも自分を大切にしてもらえていると感じることができるんです!
たとえば、服が上手く着れずにイヤイヤ・・となっていた場合は、
「○○ちゃん、次は『手伝って』って言ったらいいんだよ。」
と、言うようにすると、大体は納得してくれます。
1回伝えたら、「わかった!次はもうしないね!」
と、なってくれたらいいんですが、もちろんまた同じように子どもはやります。
繰り返し、粘り強く子どもに伝えていくようにするしかありません・・。
何回も何回もやるうちに、少しずつ分かってくれるようになります!
イヤイヤ期で物を投げる場合もある!
ここまで、叩く・蹴るということについてお伝えしましたが、物を投げる場合もあります。
投げるものとしては、まぁ子どもの身近にあるものでいえば、おもちゃが多いです。
とくに子どもは、
これは、固いから投げると危ないな・・。
なんて、考えることはしませんから、投げるタイプの場合は要注意!
当たると怪我をしたり、テレビ画面にヒビが入ったりする場合もあります。
保育園で物を投げる場合の対応方法は?
物を投げる場合も、保育園では基本的に「叩く」「蹴る」といった行動と同じように対応しています。
基本的に、3ステップで子どもに伝えます。
- な状態であれば、すぐに行動を止める。
- 物をなげるという「行動」を叱る。
- どうしたらいいのか具体的に伝える。
これだけです。
このとき、「行動」を叱るんですが、決して子ども自身を否定してしまわないこと!
ダメな例は・・。
- 「〇〇ちゃん!ダメ!!」
と、いったかんじ。
子どもを叱るのではなく、「物を投げる」という行動について、叱るんです。
おうちで子どもが物を投げると、ついママもカッとしてしまうこともあるかと思います。
私も子どもが物を投げて、パソコンのモニター画面にヒビが入ったときは、カッとなりました・・。
でも・・。
カッとなっている状態だと、子どもには
- 怖い!
- 何かワーワー言われている。
程度しか伝わっていないです。
子どものイヤイヤでイライラすることについては・・。
イヤイヤ期でイライラして怒鳴るのを止めたい!保育士が解説します
なので、物を投げることをやめてほしいと思うなら、「じゃあどうしたらいいのか」についてを、しっかり伝えることが必要。
言葉で、
- 「どうしてほしいのか」
- できなかったら、どうするのか。
を、伝えられる子どもにしていくよう、子どもに関わっていきましょう。
さいごに
今回は子どもが、イヤイヤ期で叩く・蹴る行動や、物を投げるときの保育園での対応方法についてを中心に、お伝えしました。
さいごにもう一度まとめると・・
- 子ども自身を叱るのではなく、「行動」について叱る。
- 話が出来る子どもには、どうしてそうなったのか、どうしてほしいのかについても話を聞いてあげる。
- 何度も何度もくりかえし。
と、いうところがポイント!
子育てって本当に大変。
自分で上手に息抜きしていきましょう。
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